戦後アジア秩序の模索と日本 : 「海のアジア」の戦後史1957-1966
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書誌事項
戦後アジア秩序の模索と日本 : 「海のアジア」の戦後史1957-1966
創文社, 2004.10
- タイトル別名
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Japan and Southeast Asia in the quest for order : the Cold War, decolonization and development, 1957-1966
戦後アジア秩序の模索と日本 : 海のアジアの戦後史1957 1966
- タイトル読み
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センゴ アジア チツジョ ノ モサク ト ニホン : ウミ ノ アジア ノ センゴシ 1957 1966
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注記
欧文タイトルはジャケットカバーによる
各章注: p245-284
索引: 巻末p1-6
内容説明・目次
内容説明
戦後アジアにおいて日本とは何であったのか?—アジアへの関与が「経済進出」として語られることの多いなか、冷戦や革命、脱植民地化といった国際政治の潮流に占める日本の位置づけを探る本書は、1950年代から60年代中盤のインドネシアをめぐる攻防にその答えの鍵を見出す。巨大な国家規模と豊富な資源に加え、地政学的観点からも海域アジアの「要」であるインドネシア。そのインドネシアが、急進的ナショナリズムを掲げたスカルノ時代からスハルト体制下の開発の時代へと大きく転換した軌跡は、戦後アジアの政治潮流と国家建設模索のひとつの典型であった。ベトナム戦争へと収斂していくアメリカの冷戦政策、東南アジアにおけるイギリス帝国の解体、中国の急進化、そしてナショナリズムや革命から開発の時代へというアジアを覆った巨大な変容のなかで、日本は何を目指し、どのように振舞ったのか、各国の思惑と駆け引きが渦巻く多国間関係史を立体的に描き出す。海によって分断されているように見えて、実は何よりも海でつながれた「海のアジア」。本書は、従来の東アジア国際政治史では解明されることのなかった、いわば「海のアジア」の戦後史なのである。
目次
- インドネシア賠償をめぐる国際政治
- マレーシア紛争仲介工作(日本の関与の端緒;アメリカとの連携;中国との「綱引き」)
- 九・三〇事件とスカルノ体制の崩壊
- 開発体制の構築と日本
- 戦後アジアの変容と日本—冷戦・革命・脱植民地化・開発
「BOOKデータベース」 より