瀧廉太郎 : 夭折の響き
著者
書誌事項
瀧廉太郎 : 夭折の響き
(岩波新書, 新赤版 921)
岩波書店, 2004.11
- タイトル別名
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滝廉太郎 : 夭折の響き
- タイトル読み
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タキ レンタロウ : ヨウセツ ノ ヒビキ
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注記
瀧廉太郎の肖像あり
内容説明・目次
内容説明
「荒城の月」や「箱根八里」「お正月」で知られる作曲家・滝廉太郎は、外国歌曲に学びながら日本の近代音楽の扉を開いた。「国楽」創造の旗手としての格闘、ドイツ留学の実現と失意の帰国、そして絶筆となったピアノ曲「憾(うらみ)」にあふれる激情…。その病魔に断ち切られたわずか二三年余の悲運の生涯を、没後一世紀の今、克明に描く。
目次
- 序章 二〇〇三年夏、ライプツィヒ—滝廉太郎歿後百年記念碑
- 第1章 絶筆ピアノ曲『憾』の衝撃音—哀しき白鳥の歌
- 第2章 洋楽草創期の申し子—音楽取調掛から東京音楽学校へ
- 第3章 新しい“音楽師”を志して—音楽学校の俊秀
- 第4章 歌曲作曲家デビュー—多様な作品宇宙の創造へ
- 第5章 外国歌曲に学びながら—異文化摂取の営み
- 第6章 稀有な日本歌曲の創造—『四季』の境域
- 第7章 “国楽”創造の旗手として—子供たちを音楽の楽園へ
- 第8章 永訣のソナタ—声音とピアノに託して
- 終章 『荒城の月』その後—変貌の受容史
「BOOKデータベース」 より