狭衣物語の語りと引用
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書誌事項
狭衣物語の語りと引用
笠間書院, 2005.3
- タイトル別名
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The narrative and the quotations in "Sagoromo Monogatari"
- タイトル読み
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サゴロモ モノガタリ ノ カタリ ト インヨウ
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注記
欧文タイトルは、巻末「英文要旨」による
内容説明・目次
内容説明
「語りと引用」という全く新しい視座から『狭衣物語』の特質と構造を具体的に解析した画期的労作。
目次
- 1 語りと引用(語りの方法—少年の春;天照神信仰—社会的文脈を引用することとは ほか)
- 2 狭衣物語の構造(「世」「世の中」と狭衣の恋;視線の呪縛;父と子の関係;天界・地上・世人の構図の中で—狭衣の超俗的属性をめぐって;女君の母子関係)
- 3 表象・メディア・発話の言説(飛鳥井と常磐;メディアとしての旅—恋のゆくたてを見る ほか)
- 4 物語における孤絶の様相(「心ひとつに思ひゐる」薫;大君と八宮の「迷妄」を探る;男の歌が女の境涯を導く時;狭衣と女二宮の「心ひとつ」の位相)
- 5 「狭衣批評」にむけて(「死」を語りとる物語と女性の問題;非充足を抱え持つ中世王朝物語からのまなざし)
「BOOKデータベース」 より