書誌事項

江戸川柳で現代を読む

小林弘忠著

(生活人新書, 136)

日本放送出版協会, 2005.2

タイトル読み

エド センリュウ デ ゲンダイ オ ヨム

大学図書館所蔵 件 / 16

この図書・雑誌をさがす

注記

文献:p213〜215

内容説明・目次

内容説明

川柳は人生の機微や世相の欠陥をアイロニカルに描写する。庶民の感情の捌け口であり、同時に庶民のしたたかな知恵も詠み込まれている。本書は、江戸川柳を通して、江戸後期の機構・風俗を明らかにしつつ、当時と状況が酷似している現在の経済低迷、社会混乱を指摘、一七文字の中にある「江戸のアイデア」の援用による解決策を探る。江戸人の人生哲学を暮らしに生かそうとの試み。

目次

  • 第1章 傘を半分かして廻りみち—貧困の中で培われた礼節
  • 第2章 子の使ひ垣から母が跡をいひ—体でしつけた教育
  • 第3章 黒犬を提灯にする雪の道—身についていた「用心」
  • 第4章 店中の尻で大家は餅をつき—世界一清潔な都市、リサイクルで誕生
  • 第5章 旅戻り子をさし上げて隣まで—不況下でも楽しんだゆとり生活
  • 第6章 堪忍のいつちしまいに肌を入(れ)—重視された堪忍の心
  • 第7章 はやり医者楊枝くはえて駕篭にのり—健康志向のアイロニー
  • 第8章 侍が酔ふて花見の興がさめ—権威に対して向けられた鋭い目

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA71331930
  • ISBN
    • 4140881364
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    217p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
ページトップへ