日本の「ミドルパワー」外交 : 戦後日本の選択と構想

書誌事項

日本の「ミドルパワー」外交 : 戦後日本の選択と構想

添谷芳秀著

(ちくま新書, 535)

筑摩書房, 2005.5

タイトル別名

日本のミドルパワー外交 : 戦後日本の選択と構想

タイトル読み

ニホン ノ 「ミドル パワー」 ガイコウ : センゴ ニホン ノ センタク ト コウソウ

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注記

参照文献: p227-232

内容説明・目次

内容説明

戦後の日本外交は、憲法九条を維持したまま日米安保条約を結ぶという吉田茂の「中庸」の選択によって規定されてきた。しかしこの外交路線は左右両政治勢力から攻撃され、「平和国家日本」と「大国日本」という国家像の分裂をもたらし、時にそれが日本外交の足枷となってきた。本書は吉田路線の上を歩んできた戦後日本外交の主体性を「ミドルパワー外交」の視座から掘りおこす。ミドルパワー外交とは、大国との全面的対立を放棄しつつ、紛争防止や多国間協力などに力点をおく外交である。国際政治および戦後日本外交への深い洞察によって導き出された、等身大の日本外交を考えるための必読書。

目次

  • 序章 なぜミドルパワー外交か
  • 第1章 戦後日本の再生—吉田路線の深層
  • 第2章 高度成長期の葛藤—吉田ドクトリン再考
  • 第3章 デタント期の日本外交—米中ソ戦略ゲームのはざまで
  • 第4章 非核中級国家論の実践—中曽根外交の実像
  • 第5章 国際安全保障の模索—冷戦後の日本外交
  • 終章 ミドルパワー外交の構想

「BOOKデータベース」 より

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