石原吉郎詩文集
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石原吉郎詩文集
(講談社文芸文庫)
講談社, 2005.6
- タイトル読み
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イシハラ ヨシロウ シブンシュウ
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注記
年譜: p294-304
著書目録: p305-307
内容説明・目次
内容説明
詩とは「書くまい」とする衝動であり、詩の言葉は、沈黙を語るための言葉、沈黙するための言葉である—敗戦後、八年におよぶ苛酷な労働と飢餓のソ連徒刑体験は、被害者意識や告発をも超克した「沈黙の詩学」をもたらし、失語の一歩手前で踏みとどまろうとする意志は、思索的で静謐な詩の世界に強度を与えた。この単独者の稀有なる魂の軌跡を、詩、批評、ノートの三部構成でたどる。
目次
- 詩の定義
- 詩集「サンチョ・パンサの帰郷」より
- 詩集「いちまいの上衣のうた」より
- 詩集「斧の思想」より
- 詩集「水準原点」より
- 詩集「礼節」より
- 詩集「北条」より
- 詩集「足利」より
- 詩集「満月をしも」より
- ある「共生」の経験から
- ペシミストの勇気について
- 望郷と海
- 失語と沈黙のあいだ
- 棒をのんだ話
- 一九五六年から一九五八年までのノートから
- 一九五九年から一九六二年までのノートから
- 一九六三年以後のノートから
「BOOKデータベース」 より