書誌事項

薬が効かない!

三瀬勝利著

(文春新書, 459)

文藝春秋, 2005.8

タイトル別名

薬が効かない

タイトル読み

クスリ ガ キカナイ

大学図書館所蔵 件 / 88

注記

主な参考資料: p195-198

内容説明・目次

内容説明

抗生物質が絶大な効果を発揮したのはもはや過去の話。菌は次々と耐性を獲得し、その結果、肺炎で死ぬ人は増加の一途。簡単な手術でも、手術後の感染に化膿止めが効かず死者が出たりと、細菌感染に対する備えは戦前レベルに逆戻りしつつある。薬の専門化である著者は、こうした耐性菌跋扈の恐るべき現状を明らかにし、菌が耐性を獲得する仕組みを解説するとともに、抗生物質や抗菌グッズの使用制限など、効果的対策を提言する。

目次

  • 序章 今や周りは耐性菌だらけ(風邪をこじらせて死ぬ時代;新型肺炎サーズはなぜ恐ろしいか;我々は肺炎を起こす細菌に囲まれている;耐性菌製造の責任者たち;増大する感染症の危機)
  • 第1章 抗生物質はどう神通力を失ってきたか(抗生物質開発小史;細菌の正体;感染症は変貌する)
  • 第2章 抗生物質はいかにして細菌を抑えるか(微生物の基礎知識;抗生物質はどのように作用するのか)
  • 第3章 抗生物質はなぜ効かなくなったか(耐性菌に化ける三つの方法;抗生物質を無力化するメカニズム;抗菌グッズは国を滅ぼす)
  • 第4章 では、これからどうしたらいいか(求められる意識の転換;国がとるべき対策;個人でできる効果的な対策)

「BOOKデータベース」 より

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