近世の経済発展と地方社会 : 芸備地方の都市と農村
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近世の経済発展と地方社会 : 芸備地方の都市と農村
清文堂出版, 2005.6
- タイトル読み
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キンセイ ノ ケイザイ ハッテン ト チホウ シャカイ : ゲイビ チホウ ノ トシ ト ノウソン
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注記
学位申請論文 (広島大学, 2003年提出) に若干の手直しを加えたもの
内容説明・目次
内容説明
近世日本は、「封建社会」である以前に「経済社会」であった。芸備地方を舞台に、封建権力の支配を過大評価することなく、民間社会の市場原理に即した「民富」の蓄積が近代化の内在的な原動力として果たした意義を評価する。
目次
- 第1章 近世瀬戸内海域の経済発展と民力(「泰平」と「開発」の時代;「経済社会」化と地域社会の変化;地域商業資本家の社会・経済活動)
- 第2章 「経済社会」化と芸備農村(開拓・開墾の数量的考察;沿岸部農村における「経済社会」—安芸国賀茂郡広村を中心として;恵蘇郡中門田村の「下礼通帳」と「田方下見帳」)
- 第3章 在郷町・府中市における地域商業資本家の存在形態(在郷町・府中市における豪商の形成と発展過程;地域金融資本の存在形態;近世後期における商人地主の存在形態)
- 第4章 「経済社会」化と都市商業資本(尾道における商業形態と問屋制;伝統的職人集団と「経済社会」;幕末維新期の尾道における藩権力と民間資本)
「BOOKデータベース」 より