経世論の近世
著者
書誌事項
経世論の近世
青木書店, 2005.11
- タイトル別名
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Political theory and practice in Tokugawa Japan
- タイトル読み
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ケイセイロン ノ キンセイ
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注記
欧文タイトルは標題紙裏による
博士論文 「近世政治思想の <思考=志向> 構造」 (奈良女子大学, 2001年提出) を改稿し新稿を加えて再構成したもの
内容説明・目次
内容説明
公共性の確立へと“思考=志向”された歴史。社会に氾濫する人々の欲望、そこから立ち上げられる公共性への思考=志向(intention)を、近世思想の構造のなかに読み解く意欲作。
目次
- 第1部 欲望の行方(倫理と欲望—藤原惺窩の思想;“公共”への欲望—山鹿素行の思想;私情から至情への交通—古義学の“公共”概念)
- 第2部 分岐する「道」の志向(荻生徂徠の選択—政治と倫理の関係性;荻生徂徠『政談』の社会空間—「めんめんこう」の意味世界と伝本校異;“馴致”する「道」—太宰春台の思想)
- 第3部 関係性の位相(本居宣長における“公共”世界—「自然の神道」にみる主体性と関係性;政治と思想の間—松平定信の経世論における転回;水戸学の“構造”—祭・政・教)
「BOOKデータベース」 より