本当に「中国は一つ」なのか : アメリカの中国・台湾政策の転換
著者
書誌事項
本当に「中国は一つ」なのか : アメリカの中国・台湾政策の転換
草思社, 2005.12
- タイトル別名
-
Rethinking“one China"
本当に中国は一つなのか : アメリカの中国台湾政策の転換
- タイトル読み
-
ホントウ ニ チュウゴク ワ ヒトツ ナノカ : アメリカ ノ チュウゴク タイワン セイサク ノ テンカン
大学図書館所蔵 件 / 全85件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
2000年2月、日米両国は「共通戦略目標」を定め、台湾海峡問題の平和的解決の促進を明記した。超大国の道を歩み勢力拡張をはかる中国、民主主義国家となった台湾。冷戦の終焉とともに大きく変化した両岸の状況を直視することが焦眉の急となるなか、アメリカ外交のジレンマと言うべき「一つの中国」政策を見直す動きが高まっている。ペンシルベニア大学教授アーサー・ウォルドロン、ハーバード大学教授ロス・テリル、米有力シンクタンク「ヘリテージ財団」上級研究員ジョン・J・タシク・ジュニアら斯界の権威を集めて開かれたシンポジウムをまとめた本書は、30年来つづいたこの政策は「20世紀後半の外交が生み出した神話」であるとして、実質的には二つの国家が存在している現実との乖離を指摘、その見直しを迫っている。日本外交のあり方を左右する米中・中台関係の今後を占ううえでの最重要文書である。
目次
- 序章 「一つの中国」を再考する
- 第1章 現実を直視せよ—中国は二つある
- 第2章 台湾関係法と二五年の経過
- 第3章 アメリカ外交と台湾海峡危機の原因
- 第4章 中国の失地回復主義への迎合—破滅への誘い?
- 第5章 認知的不協和—中国とブッシュ・ドクトリン
- 第6章 二人の議員が見る「一つの中国」政策
- 第7章 理解と誤解—「一つの中国」入門
- 補遺A 「一つの中国」政策を再考する—もはや有益ではなくむしろ危険になったフィクション ヘリテージ財団シンポジウム議事録、二〇〇四年二月二六日
- 補遺B 台湾関係法
- 補遺C 覚書—一九七一年七月一三日
「BOOKデータベース」 より