日本民衆文化の原郷 : 被差別部落の民俗と芸能

書誌事項

日本民衆文化の原郷 : 被差別部落の民俗と芸能

沖浦和光著

(文春文庫, [お-34-2])

文藝春秋, 2006.2

タイトル読み

ニホン ミンシュウ ブンカ ノ ゲンキョウ : ヒサベツ ブラク ノ ミンゾク ト ゲイノウ

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注記

1984年11月解放出版社から単行本として刊行されたものを補筆して文庫化

内容説明・目次

内容説明

日本文化の深層を探ると—。能・歌舞伎・人形浄瑠璃から各種の工芸にいたるまで賎視された人々が、その基底を支えてきた。紀州湯浅の門付け芸・春駒。巡業三百年、鳥取・円通寺のデコ舞わし。日本有数の歴史を誇る三次の鵜飼。民俗技芸の起源をたどり、苛烈な差別をはねのけ力強く生き抜く民の実像を伝える。

目次

  • 序章 古い歴史のある部落を歩く(日本文化の深層を掘る;『小栗判官』『葛の葉』伝説の街道筋)
  • 1章 熊野街道筋に残る民俗芸能(海沿いでも部落には漁業権はなかった;熊野詣で賑わった宿駅 ほか)
  • 2章 デコ舞わし巡業の三百年(雪の夜のすすり泣くような胡弓の音;河原で催された勧進興行 ほか)
  • 3章 鵜飼で生きる川の民(「川の民」として生きた被差別部落;賎視された「鵜飼」の民 ほか)
  • 終章 日本文化の地下伏流(街道を往来した遊芸民;山間の寒村を訪れた遊行者 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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