慰霊・追悼・顕彰の近代
著者
書誌事項
慰霊・追悼・顕彰の近代
(日本歴史民俗叢書)
吉川弘文館, 2006.3
- タイトル別名
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慰霊追悼顕彰の近代
- タイトル読み
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イレイ ツイトウ ケンショウ ノ キンダイ
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注記
大阪大学大学院文学研究科に提出した学位申請論文の一部を削除・加筆修正したもの
参考文献: p260-273
内容説明・目次
内容説明
明治以降、戦死者は神として祀られた。個々人の死を慰霊・追悼・顕彰の対象とするシステム、あるいは柳田国男『先祖の話』に集約される知はどう形成されたのか。メディアによる報道や、郷土の栄光としての公葬から探る。また郷土の藩主や戦国大名の顕彰が、ナショナリズムへと再編成される様相を検証。祭祀行為がはらむ多様な政治的力学を考える。
目次
- 近代における慰霊・追悼・顕彰研究の視角と方法
- 第1部 死者へのまなざしと慰霊・追悼・顕彰の編成(戦死者と新聞報道—昭和期の『新潟新聞』にみる慰霊・追悼・顕彰の言説枠組み;郷土という次元での戦死者;祖先祭祀と家の歴史の編成)
- 第2部 人物の顕彰と郷土史像の編成(旧藩主・旧藩時代と郷土意識;戦国武将の顕彰と祭札の誕生—名勝の発見とメディア・イベント;古代へのまなざしと郷土史の方法)
- 家と祖先をめぐる知の成立と展開
「BOOKデータベース」 より