書誌事項

収容所群島

ソルジェニーツィン著 ; 木村浩訳

ブッキング, 2006.8-2007.6

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タイトル別名

Архипелаг гулаг

収容所群島 : 1918〜1956文学的考察

タイトル読み

シュウヨウジョ グントウ

大学図書館所蔵 件 / 36

注記

新潮社 1974-1977年刊の再刊

その他のタイトルは内題による

付録: 人名注, 事項注 (各巻末)

内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784835442488

内容説明

「本書は、1917年の革命後、ロシアを支配した残忍で非人間的な政治体制にまつわる痛ましい物語である。」北極圏下の白海に浮かぶソロヴェツキー諸島は中世以来、ロシア正教の聖地であった。ロシア革命後の1923年から、ここに人知を超越した悪魔が住み着き、1929年までの16年間、絶滅収容所としてスターリンに利用されたのである。あらゆる拷問、虐殺の方法がソロヴェツキーで編み出され、やがてソビエト全土に癌瘍のように繁衍し、収容所群島の体を為していった。人類史上稀なる国家犯罪の詳密は、至妙な隠蔽により、今日現在に至るも、闇に葬り去られたままである。

目次

第1部 牢獄産業(逮捕;わが下水道の歴史;審理;秘密警察;初監房—初恋;その年の春;機関室のなかで;幼児期の法)
巻冊次

2 ISBN 9784835442495

内容説明

革命以前、ムクサルマ島は、厳しい修業の場を求める多くの修道士が居住した、いわゆる隠遁所であった。収容所時代、ソロヴェツキー諸島の数ヵ所に点在する隠遁所は、囚人の牢獄として格好の場を提供し、血と腐臭にまみれた、おぞましい死の実験場と化した。

目次

  • 第1部 牢獄産業(続)(法は成人する;法は成熟する;死刑;禁錮)
  • 第2部 永久運動(群島の船;群島の港;奴隷キャラバン;島から島へ)
巻冊次

3 ISBN 9784835442501

目次

第3部 絶滅=労働収容所(オーロラの指;群島は海から浮び上がる;群島は癌腫を転移さす;群島は冷酷になる;群島の基盤;ファシストどもが運ばれてきた!;群島住民の生活;収容所のなかの女性;特権囚;政治犯の代りに;忠誠派の人びと)
巻冊次

4 ISBN 9784835442754

内容説明

20世紀のソ連では、半世紀にわたって数百の収容所が点在し、多くの市民が不当に収容され、労働を強いられ、死んでいった。『収容所群島』は、その実態を暴く渾身の告発の書である。しかし本書には別の面がある。ソルジェニーツィンはここで、記憶の政治に抵抗し、犠牲者の回想、噂話、匿名の手紙を丹念に拾いあげながら、収容所群島の不条理で滑稽なありさまを、そしてそれを支える人間の愚かさを、実に「生き生き」と描き出している。『収容所群島』には怒りだけではなく、笑いと愛が満ちている。
巻冊次

5 ISBN 9784835442761

目次

第5部 徒刑(死を運命づけられた人びと;革命のそよ風;鎖、また鎖…;どうして我慢したのか?;石の下の詩と真実;確信にみちた脱走囚;白い仔猫;道徳を伴った脱走と高度な技術を伴った脱走;自動小銃をかかえた若者たち;構内で足下の地面が熱くなるとき;手さぐりで鎖を破る)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA78294865
  • ISBN
    • 4835442482
    • 4835442490
    • 4835442504
    • 9784835442754
    • 9784835442761
    • 9784835442778
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    rus
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    6冊
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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