「帝国」の経済学
著者
書誌事項
「帝国」の経済学
(「帝国」日本の学知 : 岩波講座, 2)
岩波書店, 2006.9
- タイトル別名
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帝国の経済学
- タイトル読み
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「テイコク」ノ ケイザイガク
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注記
シリーズの編集委員: 山本武利, 田中耕司, 杉山伸也, 末廣昭, 山室信一, 岸本美緒, 藤井省三, 酒井哲哉
付録文献解題: 巻末p[1]-45
収録内容
- 国際環境の変化と日本の経済学 / 杉山伸也 [執筆]
- 経済立国日本の経済学 : 渋沢栄一とアジア / 島田昌和 [執筆]
- 明治経済の再編成 : 日清戦後の経済構想 / 佐藤政則 [執筆]
- 経済法の整備 : 条約改正の政治経済学 / 小沢隆司 [執筆]
- 金解禁論争 : 井上準之助と世界経済 / 杉山伸也 [執筆]
- 日本資本主義論争 : 制度と構造の発見 / 中林真幸 [執筆]
- 「帝国」の技術者 : 供給・移動・技能形成 / 沢井実 [執筆]
- 「大東亜共栄圏」における経済統制と企業 : 満洲を中心に / 疋田康行 [執筆]
- 戦後復興の経済学 : 植民地喪失後の日本経済 / 中村隆英 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
一九世紀半ばに輸入学問として導入された経済学は、「帝国」日本に対する期待を背景に、たえず日本社会への適応可能性を模索しながら、理論的・実証的な成果をつみかさねてきた。本巻では、経済学の日本化の局面を、国際環境の変化と日本経済の連続性のダイナミズムのなかで具体的に検討し、経済学の学知の可能性を問い直す。
目次
- 序章 国際環境の変化と日本の経済学
- 第1章 経済立国日本の経済学—渋沢栄一とアジア
- 第2章 明治経済の再編成—日清戦後の経済構想
- 第3章 経済法の整備—条約改正の政治経済学
- 第4章 金解禁論争—井上準之助と世界経済
- 第5章 日本資本主義論争—制度と構造の発見
- 第6章 「帝国」の技術者—供給・移動・技能形成
- 第7章 「大東亜共栄圏」における経済統制と企業—満洲を中心に
- 第8章 戦後復興の経済学—植民地喪失後の日本経済
「BOOKデータベース」 より