境界性パーソナリティ障害の精神療法 : 日本版治療ガイドラインを目指して

書誌事項

境界性パーソナリティ障害の精神療法 : 日本版治療ガイドラインを目指して

成田善弘編

金剛出版, 2006.9

タイトル別名

The psychotherapy for borderline personality disorder

タイトル読み

キョウカイセイ パーソナリティ ショウガイ ノ セイシン リョウホウ : ニホンバン チリョウ ガイドライン オ メザシテ

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注記

文献: p177-187

内容説明・目次

内容説明

治療困難な境界性パーソナリティ障害(Borderline Personality Disorder:BPD)患者は、近年ますます増加しつつあり、厚生労働省は、日本版治療ガイドライン作成を目指して研究班を設置した。本書は、BPDに対する個人精神療法について、その委託研究による臨床的成果を公開するものである。本書では、BPDの臨床経験が40年近くに及ぶ編者をはじめ、経験豊かな著者らによって、精神分析的精神療法を基盤としながらも、分析にのみ依拠することなく、最新の心理社会学療法の成果も取り入れた総合的なアプローチが紹介される。さらに、BPDの基本病理の解説や現場で生じる困難な状況(自傷、自殺企図、暴力、ストーカー行為、病的退行、等)への対応、現場における日常の言葉を使った効果的な心理面接のこつが詳述されている。BPD治療にたずさわる精神科医や臨床心理士が日常臨床で行いうる心理援助の技法を身につけるための恰好の実践的指導書である。

目次

  • 第1章 BPD研究の現況
  • 第2章 症例の検討
  • 第3章 精神療法過程でみられるBPDの病理
  • 第4章 専門家へのアンケート調査から
  • 第5章 個人精神療法の実際
  • 第6章 個人精神療法の経過
  • 第7章 治療過程で生じる困難な状況と対応
  • 第8章 「ガイドライン」と「精神科一般臨床」との「狭間」—ガイドライン(案)の批判的検討
  • 付 BPD個人精神療法ガイドライン(案)

「BOOKデータベース」 より

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