対象関係
著者
書誌事項
対象関係
岩波書店, 2006
- 上
- 下
- タイトル別名
-
La relation d'objet
ジャック・ラカン対象関係
ジャック・ラカン 対象関係
- タイトル読み
-
タイショウ カンケイ
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注記
Le séminaire, livre 4(Seuil, 1994)の翻訳
上: (viii, 254p) 下: (viii, 328p)
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784000237727
内容説明
精神病に関する議論を踏まえ、フロイト精神分析理論の根幹をなす「象徴界」「想像界」「現実界」という区分に添って対象を捉えることで、欲望の形成と対象の成立がどのように関わるのかについて考察。エディプス・コンプレックスや去勢コンプレックスなど、語られることが多いにもかかわらず必ずしも十分理解されていないフロイトの概念について平易に解説。中後期ラカン理論において最も重要な鍵概念となる「対象a」という考え方を理解するうえで必須の前提となる議論を展開。上巻では、いかにして主体が成立し、欲望が生ずるのかをめぐって考察する。
目次
- 対象欠如の理論(イントロダクション;対象欠如の三形態;シニフィアンと聖霊;フラストレーションの弁証法;「バンドリング」としての精神分析とその帰結)
- 欲望のいくつかの倒錯的な道(ファルスの優位と若い同性愛女性;『子供が叩かれる』と若い同性愛女性;ドラと若い同性愛女性)
- フェティシズムの対象(ヴェールの機能;ファルスへの同一化;ファルスと満たされない母)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784000237734
内容説明
本書では、フロイト精神分析理論の根幹をなす「象徴界」「想像界」「現実界」という区分に沿って対象を捉えることで、欲望の形成と対象の成立がどのように関わるのかについて考察。エディプス・コンプレックスや去勢コンプレックスなど、必ずしも十分理解されていないフロイトの概念について平易に解説。「対象a」という中後期ラカン理論における最重要概念を理解する上で必須の前提となる議論を展開。下巻では、フロイトのいわゆる「ハンス症例」、すなわち「ある5歳児の恐怖症分析」を取り上げ、上巻の議論が幼児期神経症の力動の中でどのように捉えられるのかを詳述する。
目次
- エディプス・コンプレックスについて
- 去勢コンプレックスについて
- シニフィアンを現実界へ
- 神話は何の役に立つのか
- 神話はどのように分析されるのか
- シニフィアンと機知
- 二つの回路
- 置換
- 変形
- 母のパンツと父親不在
- ゴム製論理の試み
- 「女なしで私に子供が与えられます」
- ハンス・フェティッシュから鏡の中のレオナルドへ
「BOOKデータベース」 より