書誌事項

村上春樹イエローページ

加藤典洋 [編]

(幻冬舎文庫, か-20-1-か-20-3)

幻冬舎, 2006-

  • 1
  • 2
  • 3

タイトル読み

ムラカミ ハルキ イエロー ページ

大学図書館所蔵 件 / 45

注記

VOL: 1-2は「イエローページ村上春樹[Part1]」(荒地出版社 1996年刊)の改題、分冊

「文庫版のためのまえがき」あり

VOL: 3は「イエローページ村上春樹[Part2]」(荒地出版社 2004年刊)の改題、加筆・改筆

内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784344408227

内容説明

世界二十カ国以上で翻訳されている村上春樹の小説の面白さとは何なのか?鮮烈なデビュー作『風の歌を聴け』から『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』まで四つの長編を完全読解。詳細な日数表や、図表を使い、親友の“鼠”は最初から死んでいたなど、テキストに隠された“ハルキ・コード”を丁寧に読み解いていくファン必読の書。

目次

  • 第1章 消えてゆく者への眼差し—『風の歌を聴け』(十九日間の物語;二つの世界のキャッチボール ほか)
  • 第2章 新しい喪失感—『1973年のピンボール』(二つの世界の関係;鼠の死の物語 ほか)
  • 第3章 時代の物語から自我の物語へ—『羊をめぐる冒険』(空転する物語;70ミリ超大作と16ミリ映画 ほか)
  • 第4章 内閉という主題の発見—『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(新しい時代のモラル;二つの対位の対立 ほか)
  • エピローグ 夢は終わり、どこへゆくのか—『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』とマクシムの崩壊
巻冊次

2 ISBN 9784344408463

内容説明

四百万部を超えた大ベストセラー『ノルウェイの森』のカバーが赤と緑だったのは、この二つの色を合わせると「黒」になるからだ。つまりこの小説は「鎮魂」の書なのだ—。このような大胆な仮説だけにとどまらず、村上春樹の長編を鮮やかに腑分けし、感動の震源地がどこにあるかを説明する。不毛な文学論争に一石を投じるハルキ研究の決定版。

目次

  • 第1章 世界への回復・内閉への連帯—『ノルウェイの森』(内閉からの回復;三角関係の無重力性 ほか)
  • 第2章 高度資本主義社会の洗礼—『ダンス・ダンス・ダンス』(ちぐはぐな印象;高度資本主義社会とマクシムという主題 ほか)
  • 第3章 砂漠は生きている—『国境の南、太陽の西』(色の物語;島本さんとイズミ—いくつかの指標 ほか)
  • 第4章 おぞましさと啓示—『ねじまき鳥クロニクル』(物語と小説の分裂;個人の核の分裂と新しい描法 ほか)
  • あとがきにかえて—『ねじまき鳥クロニクル』第3部への10年後の追記
巻冊次

3 ISBN 9784344413658

内容説明

1995年の阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件を通過して、村上の作品世界は大きく変わった。これまでの、「喪失感」「こちら側とあちら側」「メタフォリック(隠喩)」といったキーワードではもはや読み解けない、春樹ワールドの地殻変動とは?話題作『1Q84』の理解も深める全六編を緻密に読解。静かに読み継がれてきた春樹研究本の完結編。

目次

  • 第1章 それからの村上春樹—1995年以降の展開
  • 第2章 「ただの人」VS「稚拙な物語」—『アンダーグラウンド』『約束された場所で』
  • 第3章 現実の新しい様相—『スプートニクの恋人』
  • 第4章 地震と父なるものの影—『神の子どもたちはみな踊る』
  • 第5章 心の闇の“冥界”めぐり—『海辺のカフカ』
  • 第6章 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の語るもの
  • 補章 「全体的な喩」、「神の子どもたち」、そして「稚拙な物語」—『アフターダーク』『東京奇譚集』『1Q84』

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA7849767X
  • ISBN
    • 4344408225
    • 4344408462
    • 9784344413658
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
  • 大きさ
    16cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
ページトップへ