主君「押込」の構造 : 近世大名と家臣団

書誌事項

主君「押込」の構造 : 近世大名と家臣団

笠谷和比古 [著]

(講談社学術文庫, [1785])

講談社, 2006.10

タイトル別名

主君押込の構造 : 近世大名と家臣団

タイトル読み

シュクン オシコメ ノ コウゾウ : キンセイ ダイミョウ ト カシンダン

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注記

平凡社選書 (平凡社 1988年5月刊)の改訂増補

内容説明・目次

内容説明

「御身持宜しからず御慎しみあるべし」—主君の悪政・不行跡に対して家臣団が執る最後の手段「押込」。君臣間の上下秩序が絶対の近世武家社会において、遊蕩・大酒あるいは専制に走る主君は、家臣にとって憂慮すべき存在であった。御家の永遠性への忠義からなされる主君強制隠居の内談、実行、幕府側の処置の論理など、主君廃立の隠された慣行を明らかにする。

目次

  • 第1章 阿波蜂須賀家の君臣抗争(蜂須賀家の政治体制;諌言;呪詛;押込;幕命)
  • 第2章 諸大名家の「押込」事件(宝暦年間の三つの「押込」事件;主君「押込」慣行の形成)
  • 第3章 「押込」慣行の構造(主君「押込」慣行の形式;主君「押込」慣行と近世的秩序)
  • 第4章 近世の国制(主従制と身分階層制;近世官僚制と政治的意思決定の構造;近世の封禄制と地方知行制;君臣秩序とその思想)

「BOOKデータベース」 より

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