フィンランドのジェンダー・セクシュアリティと教育

書誌事項

フィンランドのジェンダー・セクシュアリティと教育

橋本紀子著

明石書店, 2006.12

タイトル別名

Gender/sexuality and education in Finland

フィンランドのジェンダーセクシュアリティと教育

タイトル読み

フィンランド ノ ジェンダー・セクシュアリティ ト キョウイク

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内容説明・目次

内容説明

日本では、1990年代末ごろから、性教育、「ジェンダーフリー」教育へのバッシングが強められ、さらに、格差社会の進行のなかで、子どもたちの学力格差の拡大が大きな問題となってきました。今回、これまでの調査を「ジェンダー・セクシュアリティと教育」に焦点化して刊行することにしたのは、このような日本の状況とは、まったく違う理念と施策のもとで、フィンランドのジェンダー平等の進展があり、子どもたちの高い学力が生み出されていることを、広く知ってもらいたいと切に考えたからです。

目次

  • 第1章 女子生徒の「読解力」の高さとその背景(PISAで上位を占めたフィンランドの子どもたち;ジェンダー視点から学力テストの結果を見る;女子はなぜ勉強に積極的なのか;フィンランドの女性の労働と教育の位置づけ)
  • 第2章 ジェンダー平等の現段階(ジェンダー平等はどこまで達成されたか;男女平等法と男女平等オンブズ・男女平等ユニット・男女平等局;北欧諸国のジェンダー平等のとりくみと北欧男性会議)
  • 第3章 教育制度改革とジェンダー・社会階層(学校から職業へ;中央集権的教育制度から地方分権へ)
  • 第4章 ジェンダー平等教育・性教育と教科書(学校におけるジェンダー平等教育と教科書;新しい教育課程指針と性教育;学校訪問で見られた子どもと教育;性教育に関する教科書・教材)
  • 第5章 子どもの性的発達とセクシュアリティ形成(おとなの生活に見られるジェンダー・セクシュアリティ;子どもの性的発達を支える社会のネットワーク)

「BOOKデータベース」 より

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