幣原喜重郎と二十世紀の日本 : 外交と民主主義

書誌事項

幣原喜重郎と二十世紀の日本 : 外交と民主主義

服部龍二著

有斐閣, 2006.12

タイトル別名

Shidehara Kijuro and Japan in the 20th century : diplomacy and democracy

幣原喜重郎と二十世紀の日本 : 外交と民主主義

タイトル読み

シデハラ キジュウロウ ト ニジュッセイキ ノ ニホン : ガイコウ ト ミンシュ シュギ

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注記

幣原喜重郎略年譜: p297-298

引用文献: p299-327

内容説明・目次

内容説明

二十世紀の日本は、明治・大正期、昭和戦前期、そして戦後という三つの時代を経験した。明治・大正期の日本は、日清・日露戦争に勝利し、パリ講和会議やワシントン会議を通じて大国の地位を築き上げた。国内では政党政治が定着し、幣原も護憲三派内閣で外相に就任した。だが昭和戦前期には、満州事変や五・一五事件を経て政党政治が崩壊し、日本は破局への道を転がり落ちていく。浜口内閣と第二次若槻内閣で外相を務めた幣原も、その後は忘れられた存在となる。しかし戦後、日本は占領改革や高度成長により、経済大国として蘇る。幣原も首相そして衆議院議長として、天皇制の存続や憲法制定などの改革に尽力した。東京裁判に出廷したほか、外務省の保全や超党派外交にも努めている。日本を代表する外政家として、陸奥宗光や小村寿太郎と並び称される幣原喜重郎の生涯をたどり、合わせて二十世紀日本の通史を試みる。

目次

  • 生い立ち
  • 第1部 栄光—明治・大正期(釜山、東京、ワシントン;第一次外相期)
  • 第2部 挫折—昭和戦前期(田中内閣に抗して;第二次外相期;日中戦争から太平洋戦争へ)
  • 第3部 再起—戦後(占領初期の首相;東京裁判を超えて;幣原没後)
  • 外交と民主主義

「BOOKデータベース」 より

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