九鬼周造 : 偶然性の哲学

書誌事項

九鬼周造 : 偶然性の哲学

村上嘉隆著

教育報道社, 2006.10

タイトル読み

クキ シュウゾウ : グウゼンセイ ノ テツガク

大学図書館所蔵 件 / 28

内容説明・目次

内容説明

頽廃に至っても、いまだ発現する偶然への希望はある。しかし、頽廃、すなわち消尽に至るならば、無と慨嘆の現実しかありえない。希望の存立自体、五分の可能性に生きる偶然なのである。

目次

  • 必然を内に含んだ偶然
  • 「抽象の可能性」と「実存の可能性」
  • 所与的原因に限定する見地
  • 有神論的実存主義と無神論的実存主義
  • 勝利の偶然性
  • フランクルの過去楽天主義
  • 現在的勝義の偶然大化
  • 日本的性格論
  • 自律性の二重化された包括
  • 永劫回帰という賭け
  • 個別なる完全充足態の実在
  • 潜勢的意志の観念
  • 「他に依存しない行為」という概念
  • 無意図を意図する意図
  • 「非制約性」への可能性
  • 本質変化の可能性
  • 他者との遭遇
  • ただ在るものとしての実存
  • 『いきの構造』

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA80648574
  • ISBN
    • 4905713242
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    364p
  • 大きさ
    21cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ