誰も語らなかった中原中也
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誰も語らなかった中原中也
(PHP新書, 461)
PHP研究所, 2007.5
- タイトル読み
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ダレモ カタラナカッタ ナカハラ チュウヤ
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注記
参考文献: p315-317
中原中也の肖像あり
内容説明・目次
内容説明
中原中也の葉書と肖像写真が発見された。宛先は宮崎縣東臼杵郡東郷村、高森文夫。「君がゐなくなつて僕は全く淋しいことだ」。中也がこの若き友に語った心の懊悩とは。没後半世紀以上を経て明かされた詩人の知られざる素顔とは。孤独感を吐露する一方で、宮本武蔵の「独行道」、本居宣長『直毘霊』を探求し、さらには芭蕉の生き様に思いを馳せていた中也。高森文夫からの伝聞を通して、求道者としての詩人の姿を浮き彫りにする。人はいかに生き、いかに死んでゆくか。切実な叫び声が聞こえる熱涙の評伝。
目次
- 第1章 濫觴!中原中也—喪失、そして黙示の秘技(夢の伝承;最初の喪失 ほか)
- 第2章 新説!中原中也—武藝人宮本武蔵への道(若山牧水と中原中也;高森文夫と中也の出会い ほか)
- 第3章 動乱!中原中也—魂の危機を救ったものは…(友情の蜜月時代;昭和七年八月の九州旅行 ほか)
- 第4章 発見!中原中也—青春のように悲しかった(中也が訪れた山村東郷村;高森文夫の来歴 ほか)
- 第5章 哀傷!中原中也—芭蕉、蛙声の意味するもの(中也が語っていた芭蕉の生き様;「もののあわれ」を表現した「修羅街輓歌」 ほか)
「BOOKデータベース」 より