グアムと日本人 : 戦争を埋立てた楽園
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グアムと日本人 : 戦争を埋立てた楽園
(岩波新書, 新赤版 1083)
岩波書店, 2007.7
- タイトル読み
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グアム ト ニホンジン : センソウ オ ウメタテタ ラクエン
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注記
主な引用・参考文献: 巻末p7-9
内容説明・目次
内容説明
年間約一〇〇万もの日本人が訪れる米領グアム。その島が旧日本領で、かつて二万近い日本兵が命を落とした激戦地であった事実が、現在の観光者たちに意識されることは、少ない。いったい誰が、いつ、どうやって「日本人の楽園」を開発したのか。無個性なリゾートの地下に眠る、忘れられた記憶を掘り起こす。写真・図版多数掲載。
目次
- 第1章 「大宮島」の時代(日本領グアムに生きた人々;短い戦闘と長い戦争;「私たちの中の横井さん」から「ヨコイさん」へ)
- 第2章 基地の島と観光の道(「立入禁止」の孤島;グアム観光の「基本計画」;慰霊観光と記憶をめぐる抗争)
- 第3章 楽園の建設、記憶の埋立て(観光開発と日本のメディア;宮崎の南、ワイキキの西;タモン湾の開発と記憶の埋立て)
- 第4章 値札と忘却(日本人の観光変容と「三つの波」;格安旅行とマニュアル型ガイドブック;値札を付けるメディア;「記憶の回路」の途絶)
- 第5章 見えない島(誰も死なない島;二一世紀の植民地;見えないことさえ見えなくなるまえに)
「BOOKデータベース」 より