日の丸半導体は死なず : 黄金の80年代の復活か?
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日の丸半導体は死なず : 黄金の80年代の復活か?
(Kobunsha paperbacks, 108)
光文社, 2007.6
- タイトル別名
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The semiconductor giant never dies
- タイトル読み
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ヒノマル ハンドウタイ ワ シナズ : オウゴン ノ ハチジュウ ネンダイ ノ フッカツカ
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内容説明・目次
内容説明
1980年代、世界を席巻し、圧倒的な強さを誇った日の丸半導体。しかし、その後、CPUはインテルなどアメリカ勢に断然の差をつけられ、またメモリーはサムスンなどアジア勢に追いつかれてしまった。おかげで、どのメディアでも日の丸半導体は「衰退した日本の象徴」として、さんざんな扱いとなっている。だが、実は日本の半導体産業は全体としてはメチャクチャに強いのである。半導体を作る各種の基礎材料や、製造機械の分野では、世界を圧倒している。たとえば最も重要な材料であるシリコンウエハーは世界シェア8割を握るというすごみを見せつけているのだ。お家芸であったメモリー半導体でも、巨額の投資とともに起死回生の反撃に出ている。ハッキリ言おう。モノづくり王国ニッポンの伝統は、決してほころんではいないのだ。本書は半導体の現場に30年身を置いた記者が、その現状と底力を詳細に分析していく。
目次
- 誰も気が付かない事実—日本の半導体装置/材料は世界一
- たかがメモリー、されどメモリー、やっぱりメモリー—ついに火蓋を切ったエルピーダの反撃
- 創業132年企業を舐めるんじゃない!!—ニッポン半導体の盟主・東芝がフラッシュで大勝負
- 安給料のエンジニア、内向き島国根性では絶対に勝てない—復活目指すニッポン半導体に忍び寄る危機
- 九州が日本のデトロイトになる日—自動車と半導体のクロスオーバーで大発展の予感
- 世界最強の自動車産業は半導体に一大インパクト—車載半導体は新技術続出で超魅力的なマーケット
- 薄型大画面テレビ大戦争はどうなる!—半導体チップに与える映像分野の一大インパクト
- システムLSIで成功し、傷ついたニッポン—松下、ソニーなど垂直統合型は勝利、外販型は苦戦続く
- ローム、日亜など中堅半導体メーカーに見所が—必殺の一本技で勝負するビジネススタイル
- 日本の国家は半導体の方向を向いているのか—政府・自民党は半導体無知、国家プロジェクトも迷走
- ついに世界一に上りつめたニッポンの半導体製造装置—東京エレクトロン、キヤノン、ニコンなど世界舞台に大活躍
- 電子材料王国ニッポンの強さを見てくれ!—ひたすら忍耐をキーワードに圧倒的世界シェアで爆走中
- ノーブランド戦略でニッポン再生を図れ—開国・グロー張りゼーションこそが日本勝利の黄金の方程式
「BOOKデータベース」 より