敗北の二十世紀
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書誌事項
敗北の二十世紀
(ちくま学芸文庫, [イ-36-1])
筑摩書房, 2007.11
増補
- タイトル別名
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増補敗北の二十世紀
敗北の二十世紀
- タイトル読み
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ハイボク ノ 20セイキ
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注記
1998年世織書房刊に、新たに3篇を加え改訂したもの
叢書番号はブックジャケットによる
引用文献: p203-210
内容説明・目次
内容説明
記憶の想起を困難にし、経験の在りようを根底から変えるほどの破壊。区別という概念を無効にする絶対性の侵蝕。言葉のうちにいやおうなく刻まれた無数の傷痕…。二十世紀が直面した光景とはそのようなものであった。この未曾有の苦難は、アーレント、シュミット、ツェランら、知識人たちの応答にいかなる形姿をもたらしたのであろうか。本書は、“赤裸々なリアリティとの恐るべき衝突”によって作動した彼らの思考経験を跡づけると同時に、われわれに残された可能性を照らし出す、省察の結晶である。文庫化にあたり、新たに三篇を増補。
目次
- 記憶の縁—序にかえて
- 1 概念の物語
- 2 非正規性の空間
- 3 「残された」言葉
- 4 敗北の記憶
- 付論(時代認識に関する一考察—一九二〇年代の「発見」をめぐって;「文献学的な知」に向けて;丸山眞男における「恐怖」;ベケットの小さなポリティクス)
「BOOKデータベース」 より