書誌事項

方言の形成

小林隆 [ほか] 著

(シリーズ方言学, 1)

岩波書店, 2008.3

タイトル読み

ホウゲン ノ ケイセイ

大学図書館所蔵 件 / 254

注記

その他の著者: 木部暢子, 高橋顕志, 安部清哉, 熊谷康雄

参考文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

方言の成立のメカニズムを解き明かすことは方言研究の究極の目的であり、柳田国男の方言周圏論以来の伝統をもつ。全国的な記録作業による資料面の充実、それを土台とした方言形成のモデル化の試み、あるいは文化論からのアプローチやアジアへの地理的視野の拡大等により、方言形成論が再び活性化しつつある。古くて新しい方言研究の基本課題に取り組む。

目次

  • 第1章 方言形成における中央語の再生(「再生」という視点;再生論の射程;再生の姿とメカニズム;再生の進行過程;再生論の課題)
  • 第2章 内的変化による方言の誕生(内的変化とは;音韻における内的変化;アクセントにおける内的変化;諸方言アクセントの形成過程試論)
  • 第3章 接触変化から見た方言の形成(変異種の発生;方言状態の形成)
  • 第4章 アジアの中の日本語方言(アジアの言語を「地域差」「方言」から見る研究;アジアの言語・方言と日本語方言の比較—視点と方法;「南北方言境界線」と日本語方言の南北区画;日本語ABA型方言分布とアジアとの関係)
  • 第5章 方言形成研究の方法としてのシミュレーション(方言形成研究の方法としてのシミュレーションに関する先行研究;方言形成に関する古典的議論の再検討;改めて問題を考える)

「BOOKデータベース」 より

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