書誌事項

スピンはめぐる : 成熟期の量子力学

朝永振一郎 [著] ; 江沢洋注

みすず書房, 2008.6

新版

タイトル別名

新版スピンはめぐる : 成熟期の量子力学

タイトル読み

スピン ワ メグル : セイジュクキ ノ リョウシ リキガク

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注記

初版: 中央公論社, 1974年刊

参照文献: p275-281

第7刷 (2015年1月20日発行) 以降のページ数: 284, 61p

内容説明・目次

内容説明

スピンの概念は紆余曲折の末に理論的に焦点を結び、相対論化され、量子力学の射程を大きく伸ばした。それは荷電スピンの概念につながり、人知が原子核の内側へ踏み込むことを可能にしたのである。その過程で、「アクロバットのよう」なディラックの思考、つぎつぎと問題の鍵を見いだす「パウリの正攻法」、現象論的な類推から本質に辿り着く「ハイゼンベルク一流の類推法」など、さまざまな個性の頭脳が自然の謎と格闘する。本書はそんな「興奮の時代」と呼ばれた量子力学の成熟過程を、近体験する旅である。

目次

  • 夜明け前
  • 電子スピンとトーマス因子
  • パウリのスピン理論とディラック理論
  • 陽子のスピン
  • スピン同士の相互作用
  • パウリ‐ワイスコップとユカワ粒子
  • ベクトルでもテンソルでもない量
  • 素粒子のスピンと統計
  • 発見の年“1932年”
  • 核力と荷電スピン
  • 再びトーマス因子について
  • 最終講義

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA8618041X
  • ISBN
    • 9784622073697
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    284, 59p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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