肖像のエニグマ : 新たなイメージ論に向けて

書誌事項

肖像のエニグマ : 新たなイメージ論に向けて

岡田温司著

岩波書店, 2008.6

タイトル別名

肖像のエニグマ : 新たなイメージ論に向けて

タイトル読み

ショウゾウ ノ エニグマ : アラタナ イメージロン ニ ムケテ

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内容説明・目次

内容説明

美しい肖像画が私たちを惹きつけてやまないのはなぜか。レオナルドが描く聖母や貴婦人の「漂うような眼差し」と「慎みのある微笑み」、モランディによる「演技する壜たち」の肖像、ヴァザーリのヴェッキオ宮神話画装飾をめぐるメディチ家賛歌の「意味作用」のドラマ、ルネサンスにおける「奇矯で異常なるもの」の系譜学など、肖像という“イメージの根源”の謎と魅惑を探る。美術史と哲学、精神分析を往還しながら姿を現す、イメージの生成と受容をめぐる新しい思考の地平。

目次

  • プロローグ イメージの中へ—宮川淳再訪
  • 第1部 肖像という魔術(眼差しと微笑み—レオナルドの肖像画の秘密;静物の肖像—モランディの壜たち)
  • 第2部 イメージは誰のものか(「だが君、それをどう我々の意味にあてはめるつもりかね」—ヴァザーリのヴェッキオ宮神話画装飾と『議論集』;ジョルジョ・ヴァザーリと表象の「病」—「奇矯」なるものの系譜学のために;マニエリスム論再考—解釈された「マニエラ」;芸術の自己免疫化を越えて)
  • 第3部 肖像のエニグマ(肖像の脱構築—ジャン=リュック・ナンシー『肖像の眼差し』の余白に;肖像のパラドクス)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA86364106
  • ISBN
    • 9784000234498
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    vi, 310p, 図版 [2] p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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