病が語る日本史
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病が語る日本史
(講談社学術文庫, [1886])
講談社, 2008.8
- タイトル読み
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ヤマイ ガ カタル ニホンシ
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注記
原本は講談社より2002年5月刊行
シリーズ番号はブックジャケットによる
参考文献 : p331-332
内容説明・目次
内容説明
古来、日本人はいかに病気と闘ってきたか。人骨や糞石には古代の人々が病んだ痕が遺されている。結核・痘瘡・マラリアなどの蔓延に戦いた平安時代の人々は、それを怨霊や物の怪の祟りと考え、その調伏を祈った。贅沢病といえる糖尿病で苦しんだ道長、胃ガンで悶え死にした信玄や家康。歴史上の人物の死因など盛り沢山の逸話を交え綴る病気の文化史。
目次
- 第1部 病の記録(骨や遺物が語る病;古代人の病;疫病と天皇;光明皇后と施療;糖尿病と藤原一族;怨霊と物の怪;マラリア(おこり)の蔓延;寄生虫との長いつきあい)
- 第2部 時代を映す病(ガンと天下統一;江戸時代に多い眼病;万病のもと風邪;不当に差別されたらい・ハンセン病;脚気論争;コレラの恐怖;天然痘と種痘;梅毒の経路は?;最初の職業病;長い歴史をもつ赤痢;かつては「命定め」の麻疹)
- 第3部 変わる病気像(明治時代のガン患者;死病として恐れられた結核;ネズミ買い上げ—ペスト流行;事件簿とエピソード;消えた病気;新しく現れた病気;平均寿命と死生観)
「BOOKデータベース」 より