書誌事項

過去を忘れない : 語り継ぐ経験の社会学

桜井厚, 山田富秋, 藤井泰編

せりか書房, 2008.12

タイトル読み

カコ オ ワスレナイ : カタリツグ ケイケン ノ シャカイガク

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注記

文献: 論末

内容説明・目次

内容説明

本書は、日系米国人の強制収容所経験から始まり、原爆の被爆体験、ハンセン病回復者の経験、アイヌの被差別経験、部落差別の経験、不登校やユニークフェイスのセルフヘルプグループでの経験、そして薬害HIV事件の経験と多岐にわたっている。これらの経験を通底するものは、支配的物語に回収されない、多様なライフストーリー・ナラティブなのである。

目次

  • 1 歴史的出来事の体験(ミニドカを語り継ぐ—日系アメリカ人のインターンメント経験とジェネラティヴィティ;原爆の記憶を継承する—長崎における「語り部」運動から;ある医師にとっての「薬害HIV」—「弱み」を「語り」「聞き取る」 ほか)
  • 2 苦悩と危機の人生経験(「生活者」としての経験の力—国立ハンセン病療養所における日常的実践とその記憶;記憶の保存としてのハンセン病資料館—存在証明の場から歴史検証の場へ;死の臨床における世代継承性の問題—ある在宅がん患者のライフストーリー ほか)
  • 3 マイノリティ当事者/非当事者の経験(アイヌの若者たちの語りに接して—聴き手の衝撃と認識の変化;被差別を語り継ぐ困難—「部落」というカテゴリーの変容)

「BOOKデータベース」 より

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