幻のB級!大都映画がゆく
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書誌事項
幻のB級!大都映画がゆく
(集英社新書, 0478F)
集英社, 2009.1
- タイトル別名
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幻のB級!大都映画がゆく
幻のB級大都映画がゆく
- タイトル読み
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マボロシ ノ ビーキュウ ダイト エイガ ガ ユク
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注記
主要参考文献: p217-219
内容説明・目次
内容説明
土建業界の雄、河合徳三郎によって昭和二年に設立された河合商会が、伝説の「大都映画」の始まりだった。徳三郎の陣頭指揮のもと、徹底した大衆娯楽路線で、庶民の人気を掴んだ大都映画は、爆発的な製作本数とともに驀進していく。しかし、迫りくる戦争の影からは、映画業界も無縁ではいられなかった—。フィルムが散逸し、現在では一部の作品しかみられない幻の映画の運命とは?戦前・戦中に庶民を熱狂させた、大都映画の歴史ドラマを活写する。
目次
- 第1章 日本映画史の傑物・河合徳三郎(河合徳三郎の火の玉人生;徳三郎少年、裸一貫で上京す;河合徳三郎の人生の転機と飛躍;自由奔放な生きざま;「世界の河合」か「日本の河合」か;信心抜擢と実践活用術)
- 第2章 撮影所は“塀の中の別天地”(「組」と「一家」と河合大都;給料は安いが和気あいあいの楽園だった;驚異的、記録的な製作本数;徳三郎をもり立てた龍斎という男;コンセプトは「楽しく、安く、早く」;現役の俳優、監督、技術スタッフなどの多様な交流)
- 第3章 これが河合=大都映画だ(日本映画の時代物作品の源流;時代物・チャンバラ作品群;コメディ作品群;冒険・活劇作品群;現代物・メロドラマ作品群;時局・国策物作品群)
- 第4章 言論弾圧と企業統制の激浪(群小プロダクション、消長の乱気流;「映画法」の意味するもの;原案(企画)脚本事前検閲のこと;松竹大船調ドラマと検閲;自己資金、自己責任の河合システム;大作映画、文芸映画に挑む;松竹・大竹竹次郎の追憶;「初代美空ひばり」がいた大都映画;大都映画のしたたかな命脈)
- 河合=大都映画スター&監督名鑑
「BOOKデータベース」 より