死なないでいる理由
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死なないでいる理由
(角川文庫, 15493)
角川学芸出版 , 角川グループパブリッシング (発売), 2008.12
- タイトル読み
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シナナイデ イル リユウ
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注記
カバーに「角川ソフィア文庫」と表示あり
2002.5小学館より発行した本を修正し文庫化したもの
内容説明・目次
内容説明
たとえば、生涯だれにも一度も呼びかけられなかったひとなどはいない。“わたし”は「他者の他者」として、他者の思いの宛先としてここにいる。“わたし”が他者の意識の宛先でなくなったとき、ひとは“わたし”を喪う。存在しなくなる。ひとの生も死も、まぎれもなく他者との関係の社会的な出来事としてある、そんな現代の“いのち”のあり方を、家族のかたちや老い、教育など、身近な視角からやさしく解き明かす哲学エッセイ。
目次
- 生まれること、死なれること
- 1 寂しい時代(「わたし」という浮草;私的なもののゆくえ—家族という場所;うつろいゆく成熟のイメージ—教育という装置;見えない死—医療という仕組み;まとまらないこと—介護という関係)
- 2 死なないでいる理由(“いのち”への問い;消えた幸福論;ほどける時間—小さな幸福)
「BOOKデータベース」 より