書誌事項

暴走するセキュリティ

芹沢一也著

(新書y, 211)

洋泉社, 2009.3

タイトル読み

ボウソウ スル セキュリティ

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注記

本書は2006年4月号から『論座』(朝日新聞出版)で連載されていた「犯罪季評 : ホラーハウス社会を読む」に加筆し、哲学者の萱野稔人氏との特別対談を加え、構成したもの

内容説明・目次

内容説明

過剰な不安が不幸な社会を招く!凶悪犯罪から子どもの安全を守るため、監視カメラや防犯パトロールなど、いたるところに防犯システムが張りめぐらされている。だが、人の生命が犠牲になるような事件は、まったく増えてなどいない。変わったのは、ありもしない「治安悪化」に怯え、過剰なセキュリティを求める社会のあり方である。実体のない不安が厳罰意識を肥大化させ、誰もが不審者とされる相互不信を招いている。

目次

  • 第1章 凶悪犯罪者たちへの共感と恐怖(宮崎勤事件の“前”と“後”;アキバ通り魔事件とロスジェネ)
  • 第2章 少年法と刑法三九条をめぐる困難(「凶悪化する少年たち」というウソ;刑法三九条の罪 ほか)
  • 第3章 セキュリティが長閑な日常を破壊する(過剰な防犯意識、悪化する体感治安;痴漢冤罪事件と監視カメラ)
  • 第4章 暴力の排除が生み出す厳罰社会(「善」なる被害者、「悪」なる加害者;暴力に回帰する権力と死刑)
  • 特別対談 暴走する民意と権力(萱野稔人×芹沢一也)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA89414732
  • ISBN
    • 9784862483683
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    189p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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