天皇はなぜ生き残ったか
著者
書誌事項
天皇はなぜ生き残ったか
(新潮新書, 312)
新潮社, 2009.4
- タイトル別名
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天皇はなぜ生き残ったか
- タイトル読み
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テンノウ ワ ナゼ イキノコッタ カ
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内容説明・目次
内容説明
平家から維新までの約七〇〇年間、天皇は武士に権力を奪われていた。しかし、将軍職や位階を授ける天皇は権威として君臨した—。このしばしば語られる天皇像は虚像でしかない。歴史を直視すれば、権力も権威もなかったことはあきらかだ。それでも天皇は生き残った。すべてを武士にはぎ取られた後に残った「天皇の芯」とは何か。これまで顧みられることの少なかった王権の本質を問う、歴史観が覆る画期的天皇論。
目次
- 第1章 古代天皇は厳然たる王だったか
- 第2章 位階と官職の淘汰と形骸化
- 第3章 時代が要請する行政と文書のかたち
- 第4章 武力の王の誕生を丁寧にたどる
- 第5章 悠然たる君臨からの脱皮
- 第6章 実情の王として統治を目指す天皇
- 第7章 南北に分裂しても必要とされた天皇制
- 第8章 衰微する王権に遺された芯
「BOOKデータベース」 より