テロとユートピア : 五・一五事件と橘孝三郎
著者
書誌事項
テロとユートピア : 五・一五事件と橘孝三郎
(新潮選書)
新潮社, 2009.4
- タイトル別名
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テロとユートピア : 5・15事件と橘孝三郎
- タイトル読み
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テロ ト ユートピア : ゴ イチゴ ジケン ト タチバナ コウザブロウ
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注記
主要参考文献: p236-238
内容説明・目次
内容説明
楽園への理想は、なぜ「一人一殺」の思想へ暗転したのか?大恐慌と格差の果てに起きた衝撃の「首相暗殺」。貧困にあえぐ昭和初期、農本主義を信奉する橘孝三郎は、田園ユートピア実現のために「愛郷塾」を結成する。だが、軍部の青年将校や「血盟団」盟主の井上日召との邂逅から、徐々にテロ思想に転換していく。そして、ついに叛乱の時はやってきた。バブル崩壊以後の平成期にあまりにも合致する、動乱の現代史。
目次
- 序章 なぜ戦争への道を「選んだ」のか
- 第1章 都市への憧れ、都市との訣別
- 第2章 田園ユートピアと白樺派ロマネスク
- 第3章 大陸浪人とアーバンリゾート
- 第4章 「生の躍動」のための闘い
- 第5章 「倍化運動」から「一人一殺」へ
- 第6章 都市を暗黒たらしめよ
- 第7章 事件後の救農闘争
- 第8章 戦時体制へ
「BOOKデータベース」 より