終末と革命のロシア・ルネサンス

書誌事項

終末と革命のロシア・ルネサンス

亀山郁夫著

(岩波現代文庫, 文芸 ; 150)

岩波書店, 2009.5

タイトル別名

終末と革命のロシアルネサンス

タイトル読み

シュウマツ ト カクメイ ノ ロシア ルネサンス

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注記

1993年2月, 岩波書店より刊行されたものに全面的に手を入れ, 再編・改訂増補した新編集版

主要参考文献: p397-405

内容説明・目次

内容説明

二〇世紀初頭のロシアで起きた一大文芸復興運動。そこには、世界のモダニズム芸術の原点ともいえるロシア象徴主義からロシア・アヴァンギャルドへいたる激烈な文化変容のプロセスがあった。本書では、この運動に参加した詩人マヤコフスキー、演出家メイエルホリド、画家マレーヴィチ、作曲家スクリャービン、映画監督エイゼンシテインら十二人の芸術家をとりあげ、ロシア文化の根源に息づく「終末」への待望と「革命」への熱狂の意味を掘り下げる。

目次

  • 序論 ロシア・ルネサンスとは何か?
  • 1 終末のビジョン一八九〇〜一九一〇(終わりを待ちながら—ベールイの青春;転落と再生—ブロークの『見世物小屋』;デーモンとしての自画像—ウルーベリの世界;火の浄化—スクリャービンの詩学)
  • 2 四次元の革命一九一〇〜一九二〇(数とエクスタシー—フレーブニコフの時空間;外化するナルシシズム—マヤコフスキーの仮面;掴奪の技術—変貌するメイエルホリド;ゼロの国家—マレーヴィチのレーニン崇拝)
  • 3 革命のエピローグ一九二〇〜一九三〇(孤児たちのユートピア—プラトーノフの革命;錯視のポリティクス—ロトチェンコの遠近法;切断と欲望のオペラ—ショスタコーヴィチのアイロニー;根源の亀裂—エイゼンシテイン『ベージン草原』の悲劇)
  • 第二の「誕生」—「現代文庫版あとがき」にかえて

「BOOKデータベース」 より

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