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マルクスの逆襲

三田誠広著

(集英社新書, 0494B)

集英社, 2009.5

タイトル読み

マルクス ノ ギャクシュウ

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内容説明・目次

内容説明

かつてマルクスは、一つの世代を丸ごとかかえ込むほどのブームを巻き起こした。しかし、その後は過去の遺物と化し、社会主義国家もすでにほぼ崩壊している。だが今、資本主義もまた行き詰まりを迎え、日本でも格差が拡大し、社会のなかに自分を位置づけて生きがいを感じることが、難しくなってきている。マルクスが仕掛けた謎を考える意味は、むしろ高まってきているのだ。時代の熱狂を体験した作家が、現代日本の再生に向けて、マルクスの謎を読み解く。

目次

  • 序章 なぜマルクスなのか(マルクスは魅力的?;マルクスはイワシの頭?;マルクスは大貧民の味方?;マルクス主義はまちがっていた?)
  • 第1章 マルクスの時代背景(マルクスってどんな人?;マルクスの思想って何?;マルクス主義は科学的か?;貧富の格差はどこから生じたか?;人間にとって自由って何?;大貧民はいかにして救われるか)
  • 第2章 日本のマルクス主義(日本共産党って何?;過激派はどこから来たか?;若者はなぜ過激になるのか?;大学は何のためにあるの?;マルクスは殺人を容認する?;赤軍派はなぜ一線を越えたのか?)
  • 第3章 マルクスは敗北したのか(挫折感って何?;もう一つの社会主義?;日本はマルクス主義国家?日本的控訴経済成長の秘密?;いまや日本は大貧民国家?;会社はコミュニティー?)
  • 終章 マルクスの逆襲(マルクスの夢の再現?;これからの日本をどうする?;無国籍資本が世界を崩壊させる?;いまこそマルクスの出番?)

「BOOKデータベース」 より

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