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越後瞽女ものがたり : 盲目旅芸人の実像

鈴木昭英著

岩田書院, 2009.7

Other Title

越後瞽女ものがたり : 盲目旅芸人の実像

Title Transcription

エチゴ ゴゼ モノガタリ : モウモク タビ ゲイニン ノ ジツゾウ

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Note

瞽女に関する研究論文・著作: p113-118

Description and Table of Contents

Description

かつて、ひなびた片田舎の隅々まで、語り物や歌い物、民謡やはやり唄を送り届けた盲目の女性唄芸人—瞽女。瞽女仲間の活動は、近世中頃より末頃にかけてが最盛期であり、明治以降、急速に衰えたが、越後では明治期にも、長岡瞽女や高田瞽女など、七百人ほどの日本最大の瞽女集団を形成していた。瞽女門付けの最後を飾ったのは、長岡瞽女の金子セキさん・中静ミサオさんと、手引きの関谷ハナさんの三人組であるが、それは昭和52年の春旅をもって終わり、これで、日本の門付け瞽女の実働の姿を見ることに、終止符が打たれたのである。著者が調査に入ったのは、越後瞽女の巡業活動の最末期であったが、本書は、当時の貴重な写真や聞き書きなどをもとに、盲目の旅芸人の姿を描く。

Table of Contents

  • 1 「瞽女」前史
  • 2 瞽女仲間の由来
  • 3 瞽女縁起
  • 4 瞽女仲間の自治体制
  • 5 中越瞽女矯風会
  • 6 瞽女の弟子入り
  • 7 稽古を始める
  • 8 寒稽古
  • 9 初旅
  • 10 門付けの様態
  • 11 瞽女宿
  • 12 三国の峠越え
  • 13 危険な旅路
  • 14 はるかに遠い旅
  • 15 米沢への旅
  • 16 正月をことほぐ
  • 17 長岡瞽女の妙音講
  • 18 瞽女屋は唄の稽古所
  • 19 高田瞽女の妙音講
  • 20 年明きの妙音講
  • 21 頭屋制の瞽女御講
  • 22 祭駆けから門付けの旅へ
  • 23 瞽女唄の演目
  • 24 語り物の系譜
  • 25 祭文松坂の語りの仕組み
  • 26 祭文松坂の語りの表現
  • 27 口説の発生と内容

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Details

  • NCID
    BA91355250
  • ISBN
    • 9784872945652
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    120p
  • Size
    21cm
  • Classification
  • Subject Headings
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