書誌事項

美の旅人

伊集院静著

(小学館文庫)

小学館, 2009.11-

  • スペイン編 1
  • スペイン編 2
  • スペイン編 3
  • フランス編 1
  • フランス編 2
  • フランス編 3

タイトル読み

ビ ノ タビビト

大学図書館所蔵 件 / 13

注記

参考文献・図版: スペイン編1: p218-219. スペイン編2: p186-187. スペイン編3: p186-187. フランス編1: p186-187, フランス編2: P186-187, フランス編3: P186-187

内容説明・目次

巻冊次

スペイン編 1 ISBN 9784094084436

内容説明

人はなにゆえ旅をするのだろうか?作家・伊集院静がたった「一枚の素晴らしき絵画」にめぐり逢うため、スペイン・マドリードのプラド美術館から旅をはじめる。まずは“黒い絵”シリーズの『砂に埋もれる犬』をはじめとする天才フランシスコ・ゴヤの作品群とその軌跡をたどり、カスティーリャ地方からゴヤの生まれたアラゴン地方へ。異端の画家ゴヤは、何を見ていたのか?ゴヤが師と仰いだベラスケスや謎の多いエル・グレコの作品を前に、作家の目に映ったものとは?スペイン絵画の巨匠たちを、読んで旅するビジュアル読本待望のオールカラー文庫化。

目次

  • スペインの砂
  • 幻滅通り
  • マハ(伊達女)の肉体
  • 血を流す日常
  • ウルカヌスの鍛冶場
  • 名画の意外なちいささ
  • 家族の肖像
  • トレドの眺望
  • スペインの騎士
  • 日本人の苦手な宗教画〔ほか〕
巻冊次

スペイン編 2 ISBN 9784094084528

内容説明

サルバドール・ダリ。二十世紀の画家の中でとりわけ異彩を放つスペイン絵画の鬼才。生涯演じつづけた異端の人はいったい何をしようとしていたのか?演じることのみによって新しい創造世界が生まれるのか?こう問いかけながら、旅はマドリードからカタルーニャ地方へとつづく。フィゲラスで過ごした少年時代からシュルレアリストたちとの交流。さらに最愛の妻であり創作の源であったガラとの出逢い。そして富と名誉を手に入れながらも悲劇が訪れる晩年。その奇抜な作品群と数奇な運命を辿る。読んで旅するビジュアル読本、迫力のオールカラー文庫化第二巻。

目次

  • プラドの巨匠たち
  • マドリードの街路樹
  • 異端の人、サルバドール・ダリ
  • 少年ダリの仰いだ丘陵
  • 寄宿生、ダリの純心
  • マリア原風景
  • ダリのデビュー
  • 女神の登場
  • セックス・アピールの亡霊
  • ダリを買う人々
  • ダリが跳ねた日々
  • 聖母になるガラ
  • ドルの崇拝
  • 演技者の真髄
  • ダリとキリスト
  • ダリの古典、代表作
  • ダリは生きている
巻冊次

スペイン編 3 ISBN 9784094084580

内容説明

スペイン絵画を巡る旅の最後は、作家がもっとも楽しみにしていた巨匠が登場する。画家の名はジョアン・ミロ。「創作は大地から生まれるものだ」と明言するミロは故郷タラゴナと晩年を過ごしたマヨルカ島で何を感じたのか。カタルーニャの空と大地、太陽と星、そこに生きる人々に創作の根幹を見る。読んで旅するビジュアル読本、オールカラー文庫化、スペイン編ついに完結。

目次

  • ミロの眼、子供の眼
  • ミロ少年の夢見たもの
  • ミロとちいさきもの
  • ヘミングウェイの愛したミロ
  • ミロのいとしきもの
  • ミロの沈黙
  • ミロの攻撃性
  • ミロの音感と色彩
  • ミロの守護天使
  • スペイン内乱とミロ
巻冊次

フランス編 1 ISBN 9784094085549

内容説明

美の旅人は芸術の都へ—。作家・伊集院静による「一枚の素晴らしき絵画」に出逢う旅はピレネー山脈を越え、印象派を生んだフランスを巡る。フォンテーヌブロー派、フランス絵画の父プッサン、風景画の父ロランといった十六世紀以降のフランス絵画創世記から始まり、時代の闇に隠れた画家ラ・トゥール、ロココ芸術の終焉を飾るフラゴナール、静物画と風俗画の巨匠シャルダンへと続く。そして革命という嵐とナポレオンの出現が絵画にもたらしたものとは何か、と問いかける。スペイン編に続き待望のオールカラー文庫化が実現。フランス絵画の礎を探る第一巻。

目次

  • フランスの誇り
  • パリ、美の空間
  • パリの抱擁
  • 王の目にとまった絵画
  • 官能からはじまる絵画
  • フランス絵画の父?プッサン
  • 絵画は、黙する詩か?
  • 神話と聖書と絵画
  • クロード・ロランの目線
  • 一瞬を手にした画家
  • 夜の画家、ラ・トゥール
  • ラ・トゥールはなぜ好かれるのか
  • 農民を描いた兄弟
  • 道化師の悲しみ
  • 美しき女性への絵画
  • 逢い引きという同時代
  • 静物画の凶暴性
  • 1冊の本と1枚の絵
  • 静物画の視点
  • シャルダンの反逆
  • ナポレオンと絵画
  • 大作の鑑賞法
  • 英雄の死
  • 美術館とは何だろうか
巻冊次

フランス編 2 ISBN 9784094085624

内容説明

印象派とは何か—。フランス絵画紀行は、ロマン主義から印象派の誕生に辿り着く。デッサンにこだわり続けたアングルや世紀の児と呼ばれたジェリコー、近代絵画の巨匠ドラクロワといったロマン主義の成熟期を飾る作品を鑑賞した後、フランス絵画を巡る旅は、印象派の画家が集ったセーヌ河を下る。ヨーロッパの画壇に革命をもたらした印象派の衝撃。モネ、ルノワール、シスレー、ピサロ、ゴッホ、セザンヌ…豊潤な作品群を生み出した画家たちは、光の中に一体何を見たのか?読んで旅する美術書待望のオールカラー文庫化。フランス絵画の胎動に触れる第二巻。

目次

  • 静かな画家・アングル
  • 幼くして見た1枚の絵
  • 静かな画家の胸中
  • 世紀の児、ジェリコー
  • 罪人から病人へ
  • ロマン主義の巨匠
  • フランスの象徴
  • ドラクロワの標べ
  • ドラクロワは伝令使?
  • 近代絵画の巨匠
  • 絵画は人なり
  • 光の中へ、セーヌを行く
  • パリが印象派を生んだ
  • セーヌは印象の母
  • 河畔の詩人
  • つかの間のゴッホの悦び
  • ゴッホの至福の時間
  • セザンヌのセーヌ
  • セーヌの巨匠
  • モネの眼
  • セーヌ河の終わる港
  • モネのロンドン
巻冊次

フランス編 3 ISBN 9784094085693

内容説明

フランス絵画を巡る旅は、最後に多くの画家たちが愛した土地・南仏へと舞台を移す。『ひまわり』を完成させたプロヴァンスで、ゴッホにしか見えなかったものとは?写実主義の巨匠クールベ、南仏で生まれたバジールやロートレック、セザンヌ、晩年を過ごしたルノワール、ニースの美術館に作品が集まるシャガールやマティス…彼らの色彩に南仏の大地と地中海の光は何をもたらしたのか?旅の出発地パリの戻りマネ、ドガそしてピドガそしてピカソの作品も鑑賞、天才たちの足跡を詳細に辿る。フランス絵画の成熟を目撃する第三巻。幻の単行本未収録原稿も追加した完全保存版。

目次

  • プロヴァンスの風
  • ゴッホの星
  • クールベと南仏
  • 運命を選択した画家
  • 大衆の中へ画家が入る
  • セザンヌの感情
  • 静止しながら揺れる
  • ルノワールの安堵
  • ピカソと地中海
  • 郷愁のシャガール〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB00275495
  • ISBN
    • 9784094084436
    • 9784094084528
    • 9784094084580
    • 9784094085549
    • 9784094085624
    • 9784094085693
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
  • 大きさ
    16cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
ページトップへ