梁塵秘抄の世界 : 中世を映す歌謡
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梁塵秘抄の世界 : 中世を映す歌謡
(角川選書, 459)
角川学芸出版 , 角川グループパブリッシング (発売), 2009.12
- タイトル読み
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リョウジン ヒショウ ノ セカイ : チュウセイ オ ウツス カヨウ
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注記
引用文献出典一覧: p275-280
内容説明・目次
内容説明
平安末期に大流行した歌謡、今様とはなにか。熱狂的に今様を愛好した帝王・後白河院の編んだ『梁塵秘抄』の世界は、当時の新たな世相を反映して、極楽往生をとげた極悪人に関心を寄せ、地獄を訪う地蔵を頼む信仰心、都のファッションや新奇なものを追う好奇心、動物や昆虫までも愉快な仲間とみなす童心にあふれていた。現実を明るく謳歌する自由でゆたかな歌謡の世界から、中世の躍動する精神が見えてくる。
目次
- 1 『梁塵秘抄』概説(今様の流行と『梁塵秘抄』の成立;撰者・後白河院)
- 2 『梁塵秘抄』を読む(信仰の世界—堕地獄への諦念・悪人への共感;恋の世界—解釈の多様性・配列の妙;王朝的美意識への反逆—躍動する動植物;都市の賑わい—雑踏する人々・芸能の熱狂)
「BOOKデータベース」 より