書誌事項

異説・日本近代文学

出原隆俊著

大阪大学出版会, 2010.1

タイトル別名

異説日本近代文学

タイトル読み

イセツ ニホン キンダイ ブンガク

大学図書館所蔵 件 / 118

注記

奥付の著者 (誤植): 出原隆敏

初出一覧: p310-311

内容説明・目次

内容説明

明治・大正・昭和の代表的作家の作品を次々に分析し、文学史上見落とされていた意外な側面や問題を照らしだして、日本近代文学に幅と深みをもたらす論文集。

目次

  • 1 「内部」と「外部」(「内部」と「外部」という問題—日本近代文学の一面;北村透谷における「内部」と「外部」;透谷と鑑三・透谷と愛山の一側面;泉鏡花作品における“内”と“外”—“魔”を中心に;“心”と“外部”—漱石作品の一端;三島作品における“内部”と“外部”—『金閣寺』を中心に)
  • 2 作品論再考(樋口一葉『にごりえ』の「彼の人」;森鴎外『高瀬舟』異説;Kの代理としての「私」—漱石『心』における言葉の「連鎖」について;三島由紀夫『金閣寺』の構成意識;洋行と“からゆき”—反『舞姫』小説の位相)
  • 3 「典拠」と「借用」(「他界」と「崇高」—「人生相渉論争」開幕前夜の検討;お力の登場—一葉『にごりえ』における「借用」について;水揚げ・出奔・「孤児」物語—『たけくらべ』の美登利の変貌;裏側から読む漱石『心』;芥川龍之介『疑惑』と鴎外・志賀直哉)

「BOOKデータベース」 より

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