フッサールにおける「原自我」の問題 : 自己の自明な「近さ」への問い

書誌事項

フッサールにおける「原自我」の問題 : 自己の自明な「近さ」への問い

田口茂著

法政大学出版局, 2010.2

タイトル別名

Das Problem des "Ur-Ich" bei Edmund Husserl : die Frage nach der selbstverständlichen "Nähe" des Selbst

フッサールにおける原自我の問題 : 自己の自明な近さへの問い

タイトル読み

フッサール ニオケル 「ゲン ジガ」 ノ モンダイ : ジコ ノ ジメイ ナ 「チカサ」 エノ トイ

大学図書館所蔵 件 / 98

注記

博士論文 (ドイツ・ヴッパータール大学) を踏襲したもの。その後2006年にSpringer社より刊行。

文献一覧: 巻末p11-23

内容説明・目次

内容説明

最晩年のフッサールが「原自我」という概念で呼んだ問題事象は、従来の現象学解釈にいかなる本質的変更を迫るのか?フッサールの膨大なテキストに徹底して寄り添い、その生涯にわたる思索と方法の展開をつぶさに跡づけながら、いまだ明確に提示されたことなき「原自我」論の根源性を初めて体系的に記述する、気鋭の画期作。

目次

  • 序論
  • 第1部 「原自我」論への準備的省察—自明性・明証・視る者への問い(「自明性」の学としての現象学;「非‐自我論的」還元と明証への還帰—「視」の深まりについて;現象学的主題としての「自我」の発見)
  • 第2部 「原自我」論の体系的解釈の試み(「主観性の逆説」から「原自我」の問いへ;原自我とエポケーの徹底化—問題の批判的限定;原自我と志向的変様—唯一性と等置;原自我の必当然的明証—「近さ」と「差異」としての自己)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB01141064
  • ISBN
    • 9784588150616
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    ger
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    vii, 361, 23p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ