平安朝の父と子 : 貴族と庶民の家と養育

書誌事項

平安朝の父と子 : 貴族と庶民の家と養育

服藤早苗著

(中公新書, 2044)

中央公論新社, 2010.2

タイトル読み

ヘイアンチョウ ノ チチ ト コ : キゾク ト ショミン ノ イエ ト ヨウイク

大学図書館所蔵 件 / 298

注記

注: p202-205

系図: p206-207

内容説明・目次

内容説明

歴史上、父と子の強い関係が見え始めるのは平安時代初期のことである。『御堂関白記』は、子をたくさん産み育てることを称揚し家の力を拡大させていった藤原道長の姿を、『小右記』は、子どもを寵愛した藤原実資の日常を伝えている。貴族の日記や説話から見えてくる父と子の絆は、現代の子育てを考えるうえでも多くの示唆を与える。「母と子」「女と男」につづき、歴史から現代の家族を考える三部作の完結篇。

目次

  • 序章 父と子の史料を探して(勘当する父;貴族層の父親像と家)
  • 第1章 子どもの成長と父(子どもの誕生;生育儀礼と父親;子育てと教育)
  • 第2章 家の成立過程と父権(家業と子;父権の成立)
  • 終章 家と父権のゆくえ(父への孝養;父権から育児する父親へ;現代の父親論への視座)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ