歌舞伎の中の日本
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歌舞伎の中の日本
(NHKブックス, 1153)
日本放送出版協会, 2010.3
- タイトル読み
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カブキ ノ ナカ ノ ニホン
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注記
傍注・参考文献: p198-242
「NHK知る楽 探求この世界」において、2009年4月から5月にかけて放送された「極付歌舞伎謎解」の番組テキストをもとに大幅に加筆、再編集したもの
内容説明・目次
内容説明
歌舞伎はどんな芸能で、どのように鑑賞すればよいのか?『忠臣蔵』『四谷怪談』など主要な十演目を年代順に取り上げ、成立した時代背景や見どころ、作劇法などを論じるほか、歌舞伎の重要な要素である「舞踊」についても詳しく解説し、総合芸術である歌舞伎の実体を立体的に浮かび上がらせる。江戸の世相や民意を反映して歌舞伎が発展した様を追いつつ、作品の底に流れる日本人のメンタリティーにまで鋭く迫る。歌舞伎の研究・台本作りにも携わった経験をもつ著者が、歌舞伎の真髄を綴った、格好の入門書。
目次
- 第1章 お約束のヒーロー登場—『暫』
- 第2章 光源氏の末裔—『廓文章』
- 第3章 身替わり劇のメカニズム—『菅原伝授手習鑑(寺子屋)』
- 第4章 人間を省みる動物ファンタジー—『義経千本桜(四ノ切)』
- 第5章 あなたは本当の「忠臣蔵」をご存知ですか?—『仮名手本忠臣蔵』
- 第6章 任侠の原点—『夏祭浪花鑑』
- 第7章 道具によるモンタージュ—『楼門五三桐(山門)』
- 第8章 メルヘン舞踊の粋—『積恋雪関扉』
- 第9章 和製ホラーの女王—『東海道四谷怪談』
- 第10章 幕末版「俺たちに明日はない」—『三人吉三廓初買』
「BOOKデータベース」 より