中世民衆の世界 : 村の生活と掟

書誌事項

中世民衆の世界 : 村の生活と掟

藤木久志著

(岩波新書, 新赤版 1248)

岩波書店, 2010.5

タイトル読み

チュウセイ ミンシュウ ノ セカイ : ムラ ノ セイカツ ト オキテ

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内容説明・目次

内容説明

戦国時代、村では「領主は当座の者、百姓は末代の者」といわれていた。旅人にも開放されていた村のシンボル・惣堂や生産拠点であった周辺の山野などを舞台にくり広げられる土着の百姓の生活と村の掟を生きいきと描きだす中世民衆史。共同体として自立していきながら、近世にも継承される中世民衆の世界の深層にせまる。

目次

  • 第1章 村掟—暴力の克服(村社会の暴力—戦国前期;追放解除と村—戦国後期;村と処刑者の財産;近世の村で)
  • 第2章 惣堂—自立する村(シンボルとしての惣堂;惣堂の落書を読む;惣堂と惣物—自立の基礎)
  • 第3章 地頭—村の生活誌(戦国の村の訴状;在地領主と百姓;不在領主と百姓;人夫の報酬)
  • 第4章 山野—村の戦争(山野河海の利は折半で;紛争の激化と和解)
  • 第5章 直訴—平和への道(目安箱の登場—戦場の村で;百姓の異議申し立ては秀吉自らが—豊臣期の村で;百姓直訴システムの広がり—豊臣期から徳川初期へ)

「BOOKデータベース」 より

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