流転のロゴス : ヘラクレイトスとギリシア医学

書誌事項

流転のロゴス : ヘラクレイトスとギリシア医学

木原志乃著

昭和堂, 2010.5

タイトル別名

χωρει δε παντα και θεια και ανθρωπινα ανω και κατω αμειβομενα

タイトル読み

ルテン ノ ロゴス : ヘラクレイトス ト ギリシア イガク

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注記

第7章までは博士論文「ヘラクレイトス哲学とギリシア医学思想 : 生命と身体における「対立の一致」について」(京都大学, 2003年) を加筆修正し, 第8-9章はその後に執筆した論文をとりまとめたもの

「平成21年度國學院大學出版助成」を受けたもの

文献: p297-308

[初出一覧]: p309-310

出典索引: p315-326

固有名詞索引(人名・地名): p327-330

内容説明・目次

内容説明

「万物流転」を説いたヘラクレイトスの動的な世界観と生命観を解明し、それがヒッポクラテス以来のギリシア医学と哲学思想の諸相に継承発展されていった道筋を明らかにすることによって、ギリシア哲学史の新局面を提示する。

目次

  • 第1部 ヘラクレイトス哲学における生命と身体(コスモロジーにおける「対立の一致」:流転説とロゴスの調和;プシューケー概念の生理学的解釈をめぐって:断片36;プシューケーの心理過程:断片85)
  • 第2部 ヘラクレイトス哲学のギリシア医学理論への展開(初期ギリシア医学理論とヘラクレイトス哲学;「ヒッポクラテス集成」におけるヘラクレイトス受容;「対立の一致」とエロース:プラトン『餐宴』におけるエリュクシマコス演説との関連から ほか)
  • 第3部 ギリシア医学における「病い」の知(古代ギリシアにおけるメランコリアの病い:ヒッポクラテス派からペリパトス派への医学史的展開;安楽死問題とヒッポクラテスの『誓い』)

「BOOKデータベース」 より

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