経済成長なき社会発展は可能か? : 「脱成長 (デクロワサンス) 」と「ポスト開発」の経済学

書誌事項

経済成長なき社会発展は可能か? : 「脱成長 (デクロワサンス) 」と「ポスト開発」の経済学

セルジュ・ラトゥーシュ著 ; 中野佳裕訳

作品社, 2010.7

タイトル別名

Survivre au développement : de la décolonisation de l'imaginare économique à la construction d'une société alternative

Petit traité de la décroissance sereine

経済成長なき社会発展は可能か? : 脱成長とポスト開発の経済学

タイトル読み

ケイザイ セイチョウ ナキ シャカイ ハッテン ワ カノウ カ : デクロワサンス ト ポスト カイハツ ノ ケイザイガク

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注記

原著「Survivre au développement : de la décolonisation de l'imaginare économique à la construction d'une société alternative」(2004)と「Petit traité de la décroissance sereine」(2007)をまとめたもの

参照文献一覧: p340-357

内容説明・目次

内容説明

いかなる経済学が、新自由主義に代わって、ポスト・グローバル化時代の指針となるのか?金融危機・債務危機を引き起し、地球環境を破壊してしまった「新自由主義」に代わって、現在、最も欧州で注目されているのが、“脱成長”の経済学である。“脱成長による新たな社会発展”を目指すこの経済理論は、グローバル資本主義の構造的矛盾を克服するものとして、左右の政治の壁を越えて話題となり、国会でも論議されている。“脱開発”を掲げる新聞・学術誌が発刊され、学会や地方政党も誕生し、社会現象となるにまでにいたっている。本書は、その提唱者である経済学者ラトゥーシュの代表作二冊を日本読者向けに一冊にまとめた、“脱開発”学派の基本書というべきものである。

目次

  • 第1部 “ポスト開発”という経済思想—経済想念の脱植民地化から、オルタナティブ社会の構築へ(“ポスト開発”と呼ばれる思想潮流;ある概念の誕生、死、そして復活;神話と現実としての発展;「形容詞付き」の発展パラダイム;発展主義の欺瞞;発展パラダイムから抜け出す;想年の脱植民地化)
  • 第2部 “脱成長”による新たな社会発展—エコロジズムと地域主義(われわれは何処から来て、何処に行こうとしているのか?;“脱成長”のテリトリー;“脱成長”—具体的なユートピアとして;政策としての“脱成長”;“脱成長”は人間主義か?)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB02569056
  • ISBN
    • 9784861822971
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    fre
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    357p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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