中世盛期西フランスにおける都市と王権

書誌事項

中世盛期西フランスにおける都市と王権

大宅明美著

九州大学出版会, 2010.9

タイトル別名

都市と王権 : 中世盛期西フランスにおける

タイトル読み

チュウセイ セイキ ニシフランス ニオケル トシ ト オウケン

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注記

あとがきに"本書は2008年に広島大学大学院文学研究科に提出した学位請求論文を母胎としている"との記述あり

史料・文献目録: p[333]-355

内容説明・目次

内容説明

中世盛期のフランスで、王権が都市を国王行政の代理人として積極的に利用していくようになる過程—いわゆる『良き都市』の萌芽期—について考察する。王権を唯一絶対の権力となってこそ完成するものとするのではなく、あくまでも社会全体の中で形成された錯綜する相互依存関係の中で捉えなおす。

目次

  • 第1部 都市住民‐王権関係と都市をめぐる諸権力(ポワチエにおける王権のコミューヌ政策と都市内諸権力;13世紀ポワチエにおける王権・都市民・在地領主;都市‐王権関係と在地領主層;伯=王権の援助金要求とポワトゥー諸都市—13世紀ポワトゥー地方における『良き都市』をめぐって;ポワチエにおけるコミューヌ権力の拡大過程)
  • 第2部 都市の経済活動と王権(ポワチエ流通税表の分析;大西洋ワイン商業の繁栄と都市;都市民の市場運営参加と伯=王権;ラ=ロシェルの都市内商業と伯=王権)

「BOOKデータベース」 より

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