東京大学で世界文学を学ぶ
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東京大学で世界文学を学ぶ
集英社, 2010.11
- タイトル読み
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トウキョウ ダイガク デ セカイ ブンガク オ マナブ
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注記
主要参考文献: 巻末
内容説明・目次
内容説明
自作原稿を焼却したゴーゴリの数奇な生涯。漢語の輸入から日本文学の成熟へ、神話から始まって聖書へ—物語の歴史を考察する。短篇小説の跳躍について。近代の三大小説『ドン・キホーテ』『ボヴァリー夫人』『白痴』を細部まで読み解く要約の妙技。言霊信仰から『悪魔の詩』までの物騒なフィクションの話。小説の誕生から、その構造や手法をめっぽう面白く解説する。小説を通して見ると、人生と世界がつながる。目からうろこの文学講義。
目次
- 第1講義 我々はみなゴーゴリから、その外套の下からやってきた
- 第2講義 我々はみな二葉亭四迷から、その「あひゞき」から出てきた
- 第3講義 舌の先まで出かかった名前—耳に向かって書かれた“声の物語”
- 第4講義 私をどこかへ連れてって—静かに爆発する短篇小説
- 第5講義 燃えつきる小説—近代の三大長篇小説を読む(1)セルバンテス『ドン・キホーテ』
- 第6講義 燃えつきる小説—近代の三大長篇小説を読む(2)フローベール『ボヴァリー夫人』
- 第7講義 燃えつきる小説—近代の三大長篇小説を読む(3)ドストエフスキー『白痴』
- 第8講義 物騒なフィクション—ラシュディ『悪魔の詩』と冒涜するフィクション
- 第9講義 自作『枯葉の中の青い炎』は、どのようにして書かれたか
- 第10講義 ヘンリー・ジェイムズの『ねじの回転』をどう読み、どうパスティーシュするか
「BOOKデータベース」 より