書誌事項

エウセビオス「教会史」

[エウセビオス原著] ; 秦剛平訳

(講談社学術文庫, [2024]-[2025])

講談社, 2010

タイトル別名

Historia Ecclesiastica

Kirchengeschichte

エウセビオス教会史

教会史

タイトル読み

エウセビオス キョウカイシ

大学図書館所蔵 件 / 184

注記

原本: 『教会史』(全3巻. 山本書店, 1986-88年刊)

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784062920247

内容説明

イエスの出現から「殉教の時代」を経てコンスタンティヌス帝のミラノ勅令による「公認」まで、キリスト教最初期三〇〇年の歴史。以後記される教会史の雛形となって著者エウセビオスを「教会史の父」と呼ばしめ、アウグスティヌスの著作とともに現代に至るキリスト教世界の価値観の原点ともなった『教会史』全一〇巻を全訳、詳細な註と解説を付す。

目次

  • 第1巻 教会史のための序章—キリストが先在のロゴスであったこと他(神のロゴスとその神性・ロゴスはなぜ大昔の人びとに知られなかったか;イエスの名称とキリストの称号の由来 ほか)
  • 第2巻 使徒時代—ティベリウス帝からネロ帝まで(キリストが天に上げられた後の使徒たち;キリストについて報告をうけたティベリウス帝 ほか)
  • 第3巻 教会の中の敵—ウェスパシアヌス帝からトラヤヌス帝まで(全世界に散った使徒や弟子たち;リヌス、ローマ教会の監督になる ほか)
  • 第4巻 教会の監督たち—トラヤヌス帝からアウレリウス帝まで(アレクサンドリアとローマの監督;ユダヤ人の災禍 ほか)
  • 第5巻 監督の継承と異端の運動ほか—アウレリウス帝からセウェルス帝まで(ガリアの殉教者たち;殉教者たちの思いやりと人間愛 ほか)
巻冊次

下 ISBN 9784062920254

内容説明

キリスト教最初期三〇〇年の歴史を記し、「反ユダヤ主義」など西洋精神史に多大な影響を与えた教会史の嚆矢を全訳。本巻では、セウェルス帝治下の迫害(二〇三年)からエウセビオスの同時代、ミラノ勅令やリキニウス帝に対するコンスタンティヌス帝の勝利まで、迫害と殉教者、正統をめぐる百家争鳴の論戦が語られる。巻末に詳細な各種索引を付す。

目次

  • 第6巻 オリゲネスとその同時代人、キリスト教迫害—セウェルス帝からデキウス帝まで(セウェルス帝治下の迫害;オリゲネスの少年時代 ほか)
  • 第7巻 教会著作家とさまざまな異端—ガルルス帝からガルリエヌス帝まで(デキウス帝とガルルス帝の犯罪;ローマの監督・異端の教えから立ち戻った者たちへの洗礼について ほか)
  • 第8巻 迫害とその取り消し—ディオクレティアヌス帝からマクシミアヌス帝まで(わたしたちの時代の迫害に先立つ出来事;教会の破壊 ほか)
  • 第9巻 マクシミヌス帝の教会攻撃と迫害の終り(新たな事態;この時代の殉教者たち ほか)
  • 第10巻 諸教会の復興—コンスタンティヌス帝の勝利(神の執り成しによって与えられた平和;諸教会の復興 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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